【米国株 2/16】 バフェットがS&P500全て売却した件😵

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2月17日号🪙

Buffett sold the entire S&P 500

バフェットがS&P500全て売却した

Buffett a vândut întregul S&P 500

【PICK UP NEWS】

-ウォーレンバフェットのポートフォリオは第4四半期にどのように変化したか

石油会社のオキシデンタルペトロリウム(OXY)、衛星ラジオプロバイダーのSirius XM(SIRI)、ドメイン登録企業VeriSign Inc(VRSN)などの株式に小さな追加を行いました。

ビールとスピリッツメーカーのコンステレーション・ブランド(STZ)の新しいポジションを構築。

Ulta Beauty(ULTA)、SPDR S&P 500 ETF Trust (SPY) と Vanguard S&P 500 ファンドへの少額投資を完全に終了した。

バンク・オブ・アメリカ、キャピタル・ワン、シティグループなどの金融会社の株式を削減しましたが、アップルの株式は売却しませんでした。

「マーケットは最大限の個人投資家を巻き込み、最も予期しなかったタイミングで、最も痛手を与える方向へ動く」

広瀬隆雄
2025年2月11日 15:46
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ウォール街では「マーケットは最大限の個人投資家を巻き込み、最も予期しなかったタイミングで、最も痛手を与える方向へ動く」ということが言われます。
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誰かが言った言葉とか、みんなが認める「ウォール街の格言」とはちょっと違いますが、トレーダー達がしばしば口にする自戒の言葉であり、たとえば;

 The market tends to move in the direction that causes the most pain to the greatest number of participants. The market’s job is to confound as many people as possible, as often as possible. 

などの言い換えがそれに当たります。 

みんなが(ちぇっ! 広瀬さんがあんなこと言ったから…相場を取り逃がしたじゃないか。よーし、今度は倍乗せで思いっきり振り込んでやる!)という風な投資態度になったときに急落が襲うケースが多いということです。 

あるいは皆が(なにこのグズグズした株? こんな銘柄持っていてもしょうがないから損切りする!)と売った直後に急騰が来るなども、その裏返しの例だと言えるでしょう。 

いまは「AIバブル」、「クリプト・バブル」の真っ最中です。バブルの真っ只中では(いま起きていることはバブルなんだ)という認識を殆どの投資家が持てません。

そういう自分も1990年代後半のドットコム・バブルの最中にサンフランシスコのハイテク専門のブティック投資銀行で働いていたのですが、好景気が余り長く続くと(これが新しい「通常」では?)と知らず知らずのうちに感じはじめました。

つまり「ニュー・ノーマル」って奴です。 もちろんそれはノーマルでもなんでも無く、忘れた頃にバブルが弾け、相場は悲惨なことになりました。 

いまクリプト界は暗号資産にフレンドリーなトランプ政権の誕生でミーム・コイン(Meme Coins)ブームとなっています。その中で最も人気があり、ワイルドに取引されている銘柄は「おならコイン(Fart coin)」です。

名前からも一目瞭然な通り、まったく実体に乏しいコインなのですが、「それをみんなが面白いと思うことに価値がある!」という論法で、買いを正当化する風潮があるのです。 

ファンダメンタルズを度外視して、ストーリーを信じる…新しく参入した個人投資家の大半は財務諸表分析など出来ないしテクニカル・チャートすら読めないので、彼らはSNSから流れてくる面白ツイートとか「絵」を信じて飛び乗ることしか出来ません。

それでもそういう素人がどんどん参入している間は相場は上がり続けるのです。 

1713年のスペイン継承戦争終結後、ユトレヒト条約により英国がスペインから植民地ならびに奴隷貿易の特権を譲り受けた際、「南海会社」がそれを獲得し、株式の取引が始まり、1720年1月30日に129ポンドしていた同社株は6月24日には1,050ポンドに急騰しました。

これに刺激され、200社以上の新しい企業が設立されたものの、その大部分は投機を目的とした泡沫的なものであり、「飲酒による死亡保険会社」とか「女性の貞操保険」とか「永久機関車を完成させる会社」などが大真面目にトレードされていたのです。

 その後バブルが弾けると南海会社株は短期間のうちに10分の1になりました。

【超解説】

バフェットが2024年第四半期に、好況時に強い美容小売販売のアルタビューティを全て売却し、割高なS&P500も全て売却。

一方で、インフレ時に強い石油会社のオキシデンタルペトロリウムを買い増し、不況時に売上が上がるアルコール飲料会社のコンステレーション・ブランドを新たにポートフォリオに加えた動きは、

将来のインフレ高止まりによる景気後退(スタグフレーション)を想定した動きと見る。

このようなバフェットの動きに、真似したほうがよいと思う人もいるかもしれないが、バフェットくらいの資産家であれば、無理に資産を増やすよりも、超が付くほどリスクヘッジに徹した動きになると考える。

我々、一般の個人投資家レベルであれば、バフェットの動きから将来、インフレ高止まりによる景気後退(スタグフレーション)の可能性が少なからずあることを頭の片隅に踏まえた取引をすべきと考える。

具体的には、レバレッジを抑えて、フルベットせずに現金に余裕を持った分散投資を行う事(所謂、心地良い投資)。

また、この心地良い取引姿勢は、

・S&P500を積立ててれば老後は安心
・ビットコインの半減期の翌年は爆上げ

という今や個人投資家の間では常識となっている動きに対する、

「マーケットは最大限の個人投資家を巻き込み、最も予期しなかったタイミングで、最も痛手を与える方向へ動く」事に対するリスクヘッジともなる。

分散投資の観点で、
S&P500、仮想通貨以外の投資先として、金や金鉱株、ヨーロッパ株に関する紹介を過去動画で行ってますので、ご参照願います🤲